人気のレンタルサーバーであるConoHa WING。
これから契約する方は「リザーブドプラン」について気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事ではConoHa WINGのリザーブドプランについて解説していきます。
- リザーブドプランはリソースが保証されている
- 結論:リザーブドプランはオーバースペックなため不要
- ベーシックプランの利用者が多く、スペック的にも十分
ConoHa WINGについての記事はこちら
参考【2023年版】ConoHa WINGの特徴は?おすすめプランや独自調査した評判も紹介
ConoHa WINGの評判についての記事はこちら
参考【2023独自調査】ConoHa WINGの口コミ・評判を調査!利用者の実際の声は?
ConoHa WINGのリザーブドプランとは?
ConoHa WINGのリザーブドプランはvCPUやメモリといったリソースが保証されているプランです。
ちなみに「リザーブド」は日本語で確保や予約という意味があります。
vCPUやメモリは、Webサイトやブログを動かすための処理能力やデータ保存量を表すものです。
vCPUは、パソコンのCPUを仮想的に分割したものです。メモリは、Webサイトやブログのデータを一時的に保存するための容量です。
vCPUやメモリが多いほど、Webサイトやブログの表示速度や機能が向上します。
ベーシックプランなど、通常のプランとの違いは以下の点です。
- vCPUやメモリが目安か保証か
- 料金
vCPUやメモリが目安か保証か
まずはvCPUやメモリが目安か保証か、という点です。
ベーシックプランなどの通常のプランではvCPUやメモリは目安値となっています。
一方でリザーブドプランは保証値です。
つまり、リザーブドプランにすることでvCPUやメモリが自分用に確保されるため、安定したサイト運営ができるということになります。
料金
ベーシックプランなどの一般的なプランとリザーブドプランとでは料金が異なります。
以下がベーシックプランとリザーブド 1GBプランとの比較です。
ConoHa WING ベーシックプラン |
ConoHa WING リザーブド 1GBプラン |
|
料金 (通常(時間課金)) |
2.5円/時 (最大1,452円/月) |
3.1円/時 (最大1,815円/月) |
料金 (WINGパック) |
678円/月から | 1,331円/月から |
vCPU | 6コア | 2コア |
メモリ | 8GB | 1GB |
ディスク容量 | 300GB | 300GB |
リザーブドプランの方が時間課金では0.6円、1ヶ月最大では363円高くなります。
長期契約であるWINGパックにすると安くはなりますが、36ヶ月契約では1ヶ月あたり653円、36ヶ月では23,508円もの差があります。
結論:リザーブドプランは不要
ConoHa WINGではリザーブドプランは必要なのでしょうか。
結論からいうとリザーブドプランは不要です。
というのも、ConoHa WINGはベーシックプランなど一般的なプランでもある程度vCPUやメモリがしっかりしているからです。
そもそもConoHa WINGのリザーブドプランは「リソースを確保できて、サイトが安定稼働するプラン」として提供されていました。
しかし、数年前にベーシックプランなど一般的なプランがアップデートされ、目安値ではありますがこちらでもある程度のリソースが利用できるようになりました。
また、最近ではサーバーのスペック自体もどんどん上がっており、ちょっとアクセスが増えた程度でサイトの表示速度が低下するようなことも起きにくくなっています。
ConoHa WINGのようなサーバーはCPUやメモリなどを多くの人と共有する「共用サーバー」と呼ばれるサーバーです。
共用サーバーは多くの人とリソースを共有している分、「共用サーバーはアクセスが集中すれば遅くなる」といわれています。
しかしこれは昔の話です。
今は一般的な技術の進化により共用サーバーでもよっぽどのことがない限り遅くなることはありません。
そもそも「リソースが保証されている」点ではリザーブドプランは優れていますが、個人が運営するWordPressサイトであればオーバースペックです。
個人のサイトはもちろん、法人の大規模なサイトであってもベーシックプランとリザーブド1GBプランでそれほど差はないと考えられます。
このような点からわざわざリザーブドプランにしなくてもベーシックプランなど一般のプランで十分です。
少なくともこれからWordPressサイトを作る方にはリザーブドプランはオーバースペックなため、ベーシックプランなど一般的なプランでOKです。
ただし、どうしてもリソースが保証されていたほうが安心という方や、アクセス増加でサイトがダウンする確率を限りなく低くしたいという方はリザーブドプランでもいいと思います。
なのでまずはベーシックプランなどの一般的なプランで契約してからリザーブドプランに変更するというのでもいいと思います。
シン・レンタルサーバーならリソース保証プランが高スペックで安く使える
余談ですが、「シン・レンタルサーバー」というレンタルサーバーではキャンペーンにより月額677円からvCPUやメモリ(リソース)が保証のサーバーを使えます。
シン・レンタルサーバーにはConoHaのベーシックプランのように共用プランもありますが、より安定するリザーブドプランもあります。
しかもシン・レンタルサーバーの方がConoHaのリザーブドよりスペックが上にも関わらず、料金は半額程度です。
ConoHaのリザーブド1GBプランとシン・レンタルサーバーの「リザーブド・ベーシックプラン」のスペックの比較は以下のとおりです。
ConoHa WING リザーブド 1GBプラン |
シン・レンタルサーバー リザーブド・ベーシック |
|
料金 (キャンペーン) |
1,331円から | 677円から |
料金 (通常) |
968円から | |
vCPU (保証) |
2コア | 4コア |
メモリ (保証) |
1GB | 4GB |
ストレージ容量 | 300GB | 300GB |
ストレージの種類 | SSD | NVMe |
このようにvCPUやメモリは多く、ストレージにはNVMeが使われています。
NVMeは、従来のSSDよりも高速にデータを転送できるため、パフォーマンスを向上させることができます。
表示速度や処理速度の向上が期待できます。
その一方で値段はキャンペーンにより半額、通常でも3分の2程度の料金です。
ただしConoHaのような1時間単位で使える時間課金はなく、最低3ヶ月からの利用になります。
それ以外のスペックはどちらも大きな相違はありません。
どうしてもリソース保証のレンタルサーバーを利用したい方や、リソースが確保されている方が安心するという方はシン・レンタルサーバーも検討してみると良いでしょう。
公式サイトシン・レンタルサーバー(別タブで開く)
【独自調査】ConoHa WING利用者はどのプランを使ってる?
では実際にConoHa WINGを使っている人はどのようなプランを使っているのでしょうか。
2023年8月にレンタルサーバーを利用している50人に調査を行った結果9人がConoHa WINGを使っていると回答しました。
この内、プランを回答してくれたのは7人でしたが、7人全員がベーシックプランを使用しているという結果になりました。
リザーブドプランを使っている人は今回の調査では0人でした。
ちなみに2021年に行った調査ではプラン回答者8人中8人がベーシックプランを利用しているという結果になりました。
ベーシックプランはConoHa WINGの中でも料金が最安のため、始めやすいプランです。
また、ベーシックプランで1ヶ月に数十万PV(アクセス)あるサイトを運営しているとの情報もあります。
参考【2023独自調査】ConoHa WINGの口コミ・評判を調査!利用者の実際の声は?
まとめ
今回はConoHa WINGのリザーブドプランに関する解説や、リザーブドプランが不要な理由について解説しました。
結論は以下のとおりです。
- リザーブドプランはリソースが保証されている
- 結論:リザーブドプランはオーバースペックなため不要
- ベーシックプランの利用者は多く、スペック的にも十分
ConoHa WINGはベーシックプランでも十分優秀な仕様です。
これからConoHa WINGを使おうと思っている方はベーシックプランで始めてみてください!
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参考【2023年版】ConoHa WINGの特徴は?おすすめプランや独自調査した評判も紹介
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