GMOが提供している「バリューサーバー」と「コアサーバー」。
どちらもスペックが似ており、迷う方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなバリューサーバーとコアサーバーの違いについて解説していきます!
結論からいうとどちらも良いところ・悪いところがありますが、全体的にはコアサーバーの方がオススメです。
この記事はこんなことがわかります。
- バリューサーバーとコアサーバーの違い
- バリューサーバーとコアサーバーのどちらが優れているか
ぜひ最後までご覧ください!
サーバーとコアサーバーの違い
バリューサーバーとコアサーバーの違いについて見ていきましょう。
様々な観点から比較することができますが、今回はこちらの5つの点で比較していきます。
- CPU・メモリ数
- ディスク容量
- 転送量制限
- ドメイン数
- サポート
どちらのサービスも複数のプランが用意されていますが、今回比較に使用するプランは価格が近く、スペックも似ている以下の2つのプランを中心に比較していきます。
- バリューサーバー
- スタンダードプラン
- コアサーバー
- CORE-Xプラン
バリューサーバー・コアサーバーの概要
まずはバリューサーバーとコアサーバーの概要から解説していきます。
バリューサーバー、コアサーバーはどちらもGMOデジロック株式会社という会社が運営しています。
GMOデジロック株式会社はこの2つのサーバーの他にも無料サーバーとして有名なXREAやドメイン取得サービスであるValue Domainを運営している会社でもあります。
価格に関してもバリューサーバー、コアサーバー、どちらも月額数百円からと、非常にリーズナブルに利用できます。
それぞれのサービスの違いですが、個人的には以下のようなイメージです。
- バリューサーバー
- とにかくかんたんに使いたい方向け
- コアサーバー
- しっかりとサイト運営を行いたい方向け
バリューサーバーのかんたんな解説
バリューサーバーはプランの1つに「まるっとプラン」というプランがあります。
こちらのプランの特徴の1つとしてワンクリックでサイトの作成ができるという点があります。
また、価格も初期費用は無料、月額料金は146円からと、非常に低価格なプランとなっています。
しかし、後ほど詳しく解説しますが、スペック面では正直優れているとは言えない最低限の構成となっています。
バリューサーバーについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
コアサーバーのかんたんな解説
次にコアサーバーですが、こちらはどのプランであっても本格的なサイト運営が可能という印象です。
コアサーバーはバリューサーバーと比べて処理速度などを重視しているイメージです。
処理速度が速いとサイトの表示速度が早かったり、多くのアクセスに対応できるというメリットがあります。
コアサーバーについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
このように、バリューサーバーはとにかくかんたんにサイトを作りたい方向け、コアサーバーはしっかりとしたサイトを運営したい方向けというイメージになります。
CPU・メモリ数
次にCPUやメモリ数について解説・比較していきます。
メモリとは:一時的にデータを保管するパーツ。
バリューサーバー、コアサーバーそれぞれのCPU・メモリ数は以下のようになっています。
バリューサーバー スタンダード |
コアサーバー CORE-X |
|
共用・割当 | おそらく共用 | 割当 |
CPU数 | (最大56コア) | 300% |
メモリ数 | (最大1TB) | 6GB |
CPUやメモリは数字が大きければ大きいほどサイトの処理速度が向上する傾向にあります。
また、CPUやメモリが割り当てられていれば、処理が安定するというメリットもあります。
CPUやメモリの観点からそれぞれのサービスを直接比較することは仕様上できません。
というのもバリューサーバーとコアサーバーで大きく異なるのが共用か割当かという点で異なるからです。
共用と割当の違いは以下のとおりです。
割当:CPUやメモリをその人用に割り当てる
共用で使う場合は1つのCPUやメモリを同じサーバー内に入っている他の人と同時に使用します。
そのため他の人のサイトが重いと自分のサイトにも影響が出る場合があります。
一方で割当の場合は自分用にCPUやメモリが一定量割り当てられています。
なので他の人のサイトが重くても自分のサイトに影響が出ることが少ないです。
一般的には共用で利用するよりも割り当てられている方が処理速度が安定していると言われています。
この点から見るとコアサーバーの方が優れていると言えるでしょう。
ディスク容量・種類
次にディスク容量と種類です。
ディスク容量はサイトのデータを保管するために必要です。
当サイトではWordPressサイト1サイトあたり10GBを目安に紹介しています。
WordPressが使えるディスク容量の目安についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
ディスクには主にHDD、SSD、NVMeと3つあります。
とりあえずHDDが一番遅くてNVMeやSSDが速いものと思ってもらえればOKです。
バリューサーバーとコアサーバーのディスク容量・種類は以下のとおりです。
バリューサーバー スタンダード |
コアサーバー CORE-X |
|
ディスク容量 | 50GB | 300GB |
ディスクの種類 | ピュアSSD | NVMe SSD |
1サイト運営するのであればどちらのサーバーでも十分です。
ただし、コアサーバーはNVMeという種類のディスクを使っています。
NVMeはSSDよりもスペック上は速いことが多いので、コアサーバーの表示速度が速いと思われます
ディスク容量や種類の点から見てもコアサーバーの方が優れています。
転送量制限
次に転送量制限です。
転送量制限とはアクセスしてきた人にサーバーからデータを送信できる容量の上限のことです。
一般的に1ヶ月単位で書かれています。
転送量制限はそれぞれ以下のようになっています。
バリューサーバー スタンダード |
コアサーバー CORE-X |
|
1ヶ月あたりの 転送量目安 |
150GB | 10TB (約10,000GB) |
PV数の目安(※) | 約9PV | 625万PV |
※Googleが推奨するサイトの容量(1.6MB)で計算しています。 |
ブログを始めたてのPVで考えるとバリューサーバーでも十分ですが、ある程度PV数が増えてくると厳しいかもしれません。
一方でコアサーバーは転送量の点で見るとほぼ無制限のようなものです。
なので将来性を考えると転送量の面でもコアサーバーが優れているといえるでしょう。
(管理人)
複数サイト対応(ドメイン数・データベース数)
次に複数サイト対応についてです。
サーバーによっては1つの契約で複数のサイトを作ることができます。
ドメインはサイトのURLのこと、データベースはWordPressサイトのデータを保管しておくものだと思ってもらえればOKです。
どちらも1サイトにつき1つづつ必要です。
ドメイン数やデータベース数は以下のとおりです。
バリューサーバー スタンダード |
コアサーバー CORE-X |
|
マルチドメイン (独自ドメイン) |
合計25個 | 無制限 |
サブドメイン | 無制限 | |
データベース | 1個 | 無制限 |
バリューサーバーはドメインは合計25個まで利用できますが、データベースは1つしかありません。
そのため、WordPressサイトは基本的には1サイトしか作ることができません。
一方でコアサーバーはドメイン・データベースともに無制限です。
つまりWordPressサイトは基本的には無限に作ることができます。
ちなみにWordPressをいくつ作れるかを判断する基準についてはこちらの記事で詳しく解説しています!
サポート
最後にサポートです。
それぞれのサポートは以下のとおりです。
バリューサーバー スタンダード |
コアサーバー CORE-X |
|
メールサポート | ○ | ○ |
チャットサポート | × | ○ |
電話サポート | △ | △ |
電話サポートは ビジネスプランのみ○ |
電話サポートは CORE-B,C,Zのみ○ |
サポートもコアサーバーの方に軍配が上がります。
コアサーバーの電話サポートはプランによってはありませんが、チャットサポートは全プランで利用可能です。
日中しか対応していませんが、トラブルが発生したときにリアルタイムで問い合わせができるのはかなり大きいと思います。
まとめ
今回はバリューサーバーとコアサーバーの違いについて解説してきました。
全体的に見るとバリューサーバーよりもコアサーバーの方が優れていることがわかっていただけたかと思います。
ぜひこの機会にコアサーバーを検討してみてはいかがでしょうか!
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