2022年9月からスタートした「XServer VPS」。
しかし、「VPS初心者で不安」「評判が気になる」という方も多いのではないでしょうか。
この記事ではXServer VPSの特徴やスペック、おすすめプラン、評判などを解説していきます!
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【概要】XServer VPSとは?
そもそもXServer VPSとは何なのかについて解説していきます。
まず運営会社ですが、運営会社は「エックスサーバー株式会社」です。
初めてサーバーに触れる方はあまり馴染みがないかもしれませんが、レンタルサーバー界隈での知名度はトップクラスの有名な会社です。
エックスサーバー株式会社のWebサイトの運用数は250万サイト以上、導入企業は18万社以上。
Webサイトを運営できる「エックスサーバー」のサービス提供歴は20年以上と、多くの人から信頼されているサービスであることがわかります。
そんなエックスサーバー株式会社が提供するVPSが「XServer VPS」なわけです。
そして、XServer VPSは一言で言えば自由度の高いレンタルサーバーです。
一般的なレンタルサーバーではWebサイトの運営くらいしかできませんが、XServer VPSはゲームサーバーやアプリケーションの開発などに利用できます。
もっと専門的に言うと「root権限」があるレンタルサーバーです。
root権限とはサーバーの管理者権限の中でも上位の権限なのですが、これがあることで自由度が高くなっています。
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XServer VPSの特徴・メリット3つ
続いてXServer VPSの特徴やメリットについて見ていきましょう。
XServer VPSにはこのような特徴があります。
- 性能は他社と比べて圧倒的に高いのに料金は安い
- ゲームからアプリ開発までかんたんに・幅広く使える
- イメージ保存がある
1. 性能は他社と比べて圧倒的に高いのに料金は安い
1つ目は「性能は他社と比べて圧倒的に高いのに料金は安い」という点です。
正直に言ってXServer VPSの一番の特徴と言ってもいいほど優れている点です。
XServer VPSは他社のVPSより新しい分、サーバーのスペックも最新です。
例えば以下のような点が優れています。
- CPUが最新:
処理性能は他社の数倍の速さ - ストレージがNVMe:
ストレージの種類の中でトップクラスの速さのストレージを採用 - ネットワークは10Gbps共有:
他社では1Gbpsが多い中、10Gbpsを導入
例えばCPUは以下のように処理性能が他社の数倍速いCPUを採用しています。
このグラフからもわかるように非常に処理速度が速いことがわかります。
また、ストレージには「NVMe」という種類のものを採用しています。
若干難しいですが、ストレージには主にHDD・SSD・NVMeの3種類があります。
この内、トップクラスに速いのがNVMeです。
NVMeはまだ新しい規格のため他社では導入できていない一方、後発であることを活かして最新のストレージを採用しています。
この点は後発ゆえのメリットだと言えます。
さらにネットワークは10Gbpsと非常に速いネットワークを導入。
他社のVPSは1Gbpsが多い中、数値上は10倍速いネットワークを導入している点も見逃せません。
(なお、利用できるのは100Mbpsという点には注意が必要です。)
このように非常に強力なスペックである一方で価格は非常に安いです。
価格やプランについては後ほど解説しますが、よく使われる2GBプランでは580円/月です。
この価格は他社とそれほど変わらないため、Xserverの高スペックなVPSを他社とほぼ同額で使えます。
このようにXServer VPSは高スペックながら低価格なVPSであると言えます。
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2. ゲームからアプリ開発までかんたんに・幅広く使える
2つ目は「ゲームからアプリ開発までかんたんに幅広く使える」という点です。
XServer VPSには「イメージ」という機能があり、この機能を使うことでOSやアプリケーションをかんたんにVPSにインストールすることができます。
例えばOSには「Ubuntu」や「CentOS」が、アプリケーションには人気ゲーム「マインクラフト(マイクラ)」や「ARK」、PHPフレームワークの「Laravel」などが揃っています。
また、最近話題の「Misskey」のイメージや画像生成AI「StableStudio」にも対応。
イメージの数はこれ以外にも50以上も用意されています。
イメージの使い方も非常にかんたんで、サーバー申込時にイメージを選択するだけでサーバーの準備は完了します。
VPSが初めてな初心者でも安心です。
XServer VPSでは上記のように非常に豊富なイメージの中から選んですぐにサーバーを利用することができます。
3. イメージ保存がある
3つ目は「イメージ保存がある」という点です。
イメージ保存とはサーバーのデータをサーバー外に保管しておける仕組みです。
例えばサーバーを一旦削除してもう一度契約し直す場合や、データが破損した際にイメージ保存してあるデータから復元するなどに使えます。
一言で言えばバックアップのような感じです。
このイメージ保存は50GBまでは無料で使えます。
そのため、無料バックアップがあるようなイメージで使うことができます。
サーバーは基本的にはデータが破損しないようにできていますが、誤操作で不具合が生じたり、サーバー自体が破損することもゼロではありません。
このような事態に備えてイメージ保存は万が一のときのためにも安心です。
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XServer VPSのデメリット
続いてXServer VPSのデメリットを見ていきましょう。
XServer VPSにはこのようなデメリットがあります。
- プランが2GBから
- ディスク容量が少なめ
1. プランが2GBから
1つ目は「プランが2GBから」という点です。
例えばVPSとして有名な「ConoHa VPS」には512MBプランや1GBプランがあります。
一方でXServer VPSにはこのようなプランはありません。
ちなみにXServer VPSの運営元「エックスサーバー株式会社」は「シン」というブランドを展開しています。
2023年9月にシンブランドから「シン・VPS」というVPSが登場しました。
シン・VPSや先ほど出てきたConoHa VPSなら512MBプランや1GBプランを利用できます。
参考【初心者向け?】シン・VPSとは?メリットやデメリット、おすすめな人も解説
2. ディスク容量が少なめ
2つ目は「ディスク容量が少なめ」という点です。
サーバーのデータを保存しておく場所です。
ゲームサーバーならゲーム関連データ、アプリケーション開発ならソースコードなどを保存しておきます。
XServer VPSのディスク容量は2GBプランが50GB、それ以上のプランは一律で100GBです。
一方で同社の別ブランドのVPS「シン・VPS」や他社の一部のVPSではプランが上がるに連れて容量が増えていきます。
ただしディスク容量が多くなる分、値段の上がり方も大きくなるため注意が必要です。
もしプランが上がるに連れてディスク容量を増やしたい場合はシン・VPSや他社のVPSを利用する方がいいでしょう。
ただし、ほとんどの場合、特にゲーム用途においては50GB、100GBあれば足りることがほとんどです。
ちなみにXServer VPSには「ストレージ増設オプション」というのがあります。
これを使えば月2,750円はかかりますが、200GBの容量を増やせるため、どうしても容量を増やしたければこのオプションを使うという考えでいいと思います。
参考【比較】シン・VPSとXServer VPSを比較。それぞれどんな人におすすめなのか。
XServer VPSはどんな人にオススメ?どんな人に向いてない?
ではXServer VPSはどんな人にオススメで、どんな人に向いていないのでしょうか。
まず、XServer VPSはこんな人にオススメです。
- 高性能なVPSを安く使いたい人
- 容量はそこまで重視しない人
XServer VPSは高性能でコスパの良いVPSですので、このようなVPSを使いたければXServer VPSがオススメです。
また、容量は50GBや100GBですが、ゲーム目的などそこまで容量を重視しなければ問題ありません。
期間に関しても1時間単位はありませんが、1ヶ月以上使うようであればXServer VPSでOKです。
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一方でこんな人には向いていないと思います。
- 多くの情報源がある方がいい人
- 2GBプラン以下のスペックで使いたい人
XServer VPSは2022年9月にできたばかりのサービスのため、ネット上の情報はそれほど多くないです。
一方で例えばConoHa VPSはサービスが始まってから10年以上経っているため、XServer VPSと比べると多くの情報があります。
情報量が多ければネット検索しただけで問題を解決できることが多いため、VPSの利用に不安があれば情報量が多いVPSがいいでしょう。
また、プランが2GB以下のプランの利用を検討している場合は、2GB以下のプランが用意されていないXServer VPSは向いていないといえます。
XserverレンタルサーバーとXServer VPSの違い
ここでXserverレンタルサーバーとXServer VPSの違いについて解説しておきます。
Xserverレンタルサーバーは「共用レンタルサーバー」と呼ばれる種類のサーバーです。
共用レンタルサーバーはroot権限と呼ばれる権限がないため、ゲームサーバーや高度なアプリケーションの開発には使えません。
一方でWebサイトの運営には非常に向いています。
XServer VPSは「VPS(バーチャルプライベートサーバー)」と呼ばれる種類のサーバーです。
共用レンタルサーバーと同様に1つのサーバーを複数人で使っていることに変わりはないのですが、一つ違うのはVPSにはroot権限がある点です。
VPSにはroot権限があるため、ゲームのサーバーやアプリ開発に利用できます。
ちなみにWebサイトの運営にもVPSを使うことができます。
このroot権限が重要で、root権限があるのかないのかで非常に大きな差が出てきます。
かんたんに言えば共用レンタルサーバー(Xserverレンタルサーバー)はWebサイト用、XServer VPSはゲーム・アプリ・Webサイトなどなんでも用と思っておけばOKです。
【独自調査】XServer VPSの評判
続いてXServer VPSの評判について紹介します。
ちなみに今回独自に調査した対象が諸事情によりXServer VPS利用者全体でなく、「XServer VPSでマイクラ(ゲーム)を使っている人」でした。
ただしマイクラ以外の他の用途にも通ずる回答があったため、ここではその回答を掲載しています。
調査媒体:大手クラウドソーシングサイト
対象者:回答時点でXServer VPSを使用してマイクラサーバーとして使っている人
有効回答件数:4件
調査日:2023年9月7日
XServer VPSを選んだ理由
複数人で使用する場合のコストパフォーマンスが圧倒的に優れていると感じました。
初心者でも割と簡単に使用できると友人から聞いていて調べたところ、信頼性も高く安心して使用できると思ったからです。
XServer VPSを選んだ理由にはコスパが優れているという回答がありました。
また、初心者でもかんたんに使えそうで、信頼性が高く、安心だからという回答もありました。
XServer VPSのデメリット
今回の調査ではデメリットの回答はありませんでした。
一方でスペック面では先ほど解説したようにプランや期間の柔軟性、容量が少なめという点があります。
XServer VPSのメリット
必要最小限の知識で環境を構築できる点が気に入った
コストパフォーマンスに優れているのでランニングコストを下げられる点がメリットです。
またサポート体制が手厚いところもメリットです。
XServer VPSはイメージ機能を使うことで非常にかんたんにサーバーを構築できます。
初心者でもほぼ知識なしにサーバーを建てられるため、初めての方にもオススメです。
また、サポートは公式のマニュアルやよくある質問ページが充実しているのでこれを見れば解決できることもあります。
問い合わせもメール・チャット・電話に対応しているので、困ったことがあっても安心です。
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XServer VPSのオススメプランは?
ではXServer VPSのオススメプランはどれなのでしょうか。
まずプランですが、XServer VPSには以下の7つのプランがあります。
- 2GBプラン
- 4GBプラン
- 8GBプラン
- 16GBプラン
- 32GBプラン
- 64GBプラン
どのプランも契約期間は1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月・24ヶ月・36ヶ月の4つです。
初期費用はすべてのプラン・契約期間で無料です。
オススメプランですが、VPSの場合、用途によって必要となるスペックが異なるため、一概に1つのプランに絞ることは難しいです。
そのため、自分にあったプランを選ぶようにしましょう。
(マイクラについては後ほど解説します。)
ただし、どのプランを契約していいかわからない場合は「2GBプラン」からがオススメです。
なぜならXServer VPSの場合は上位プラン・下位プランへの変更が可能です。
まずは2GBプランで契約しておいてスペック不足を感じたら上位プランへ移行するのでもいいと思います。
例えば4GBプランから2GBプランにするのは不可能なようです。
ちなみにマイクラの場合は人数によって推奨プランが以下のようになっています。
マイクラの場合はこれを参考にプランを選ぶと良いでしょう。
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まとめ
今回はXServer VPSの特徴やデメリット、評判について解説しました。
XServer VPSは非常に高スペックなVPSを低価格で快適に利用でき、イメージ機能を使えるので初心者にも安心のVPSです。
一方でディスク容量が少なかったり、低めのプランがないというデメリットもありました。
個人的には総合的に見れば優れているVPSだと思いますのでぜひXServer VPSを使ってみてはいかがでしょうか!
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